急に寒くなったりして背中が急にぞくっと来るようになると風邪を引きやすくなります。
ただ、一過性に引いただけなら問題はないですが、何回も繰り返しひくようになるとこれは問題です。
肩背のこりが非常に著しく心臓の周囲にまで影響している可能性が高くなるからです。
肩背に寒気を感じることが多いのですが、その寒気というのは、実は心臓周囲に熱がこもっているために起こるもので本来肩背の表面にめぐっていなければならない熱が奥の方にこもってしまっているのです。
なのでむやみに寒いからと言って温めてはいけません。
ただし、カイロなどの直接的に温めるのではなく、タオルを4つ折りにして空気の層を作り肌に直接当てるなどして、体温で間接的に温めると非常に効果的です。
背中が温まり、緊張もほぐすので睡眠が良くとれ、体の血液の循環も相当良くなります。
慢性的な肩背のこりは重篤な心臓疾患の前兆として注目しています。
例えば、非常に脈が細くて、筋肉が薄い状態で、表面の筋肉がフニャフニャと柔らかいが、奥が背骨にこびりついているような硬さを持っているようなしこっている状態の場合に特に多いです。
そのような方は、まず舌の色をしっかりと見ましょう。淡い赤色が良いのですが暗い赤色や明るすぎる赤色は熱がこもっている状態です。
さらにこもりが長引き、熱によって体液が消耗すると色が褪せ白く抜けたような力のない状態になります。
何回も風邪を繰り返しひく方に対しては、背中の緊張が著しく、心臓周囲にこもった熱がきついために、体表面の温度が上がらないのです。
対処法としては、心臓周囲の熱を冷ますことが大切です。
そのためには、こもった熱の冷却機能である腎臓の機能を高めることが不可欠です。
腎臓の機能を高めるには歩くことをしっかりと一日30分、続けていくことが大事です。