【身体のためのほっと一息シリーズ 83】

今回は「口呼吸は、有害」についてです。

 

 口呼吸は、百害あって一利なし

 

口呼吸は、医学的にさまざまな問題があるのです。

 

代表的な口呼吸の5つの問題についてお教えします。

 

 

口呼吸がダメな4つの理由

 

その1、虫歯になりやすくなる

 

口の中には常に唾液が分泌されていて、口の中をきれいにし清潔に保つ役割をしています。

 

口呼吸をしていると、口の中が乾いてしまい、この唾液の効果が十分発揮できなくなり、虫歯になりやすくなります。

 

その2、風邪をひきやすい、アレルギーになりやすい

 

鼻の中にある毛はフィルターの役割をしており、鼻から吸い込まれた空気はこのフィルターを通ってきれいにして体の中に取り込まれます。

 

また鼻の中で温まり、適度な湿度にもなっています。口呼吸ではこうした鼻の役割が生かされず、

 

空気中の細菌・ウイルスが直接気道の中に入ってしまうため、風邪をひきやすくなります。

 

同様に、花粉やほこりなどアレルギーの原因となる物質も、鼻のフィルターを通らずに直接体内に入ってしまうため、アレルギー症状も出やすくなります。

 

その3、いびきをかきやすい、睡眠時無呼吸症候群になりやすい

 

下あごが後ろに下がってしまうと、気道が圧迫されて閉塞しやすくなります。

 

寝ているときには、さらにあごば後ろへ落ち込んで気道が狭くなります。

 

狭いところを空気が通ると音が鳴るので、気道が狭いといびきの原因になります。

 

場合によっては、数秒〜1分程度、呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群になることもあります。

 

その4、歯並びが悪くなる、出っ歯になる

 

長期間口呼吸をしていると、上あごが前に突き出し、下あごが後ろにひっこんでしまいます。

 

子どものときから口呼吸をしてしまうと、下あごの成長が妨げられてしまい、歯並びが悪くなる原因となります。

 

無意識に口を開けて呼吸をしている方は要注意です。今すぐにでも口呼吸をやめるように心がけましょう。

 

 

口呼吸をしていると、ドライマウスになってしまう可能性も高まります…。

 

体内に余計な異物が入り込むと免疫細胞が働き、異物を排除しようとします。

 

このときに免疫細胞が異物を排除するときに、熱が発生します。

 

これが風邪などを引いたときに熱が発生する原因なのです。

 

つまり余計な異物を入れないようにすれば、熱の発生が抑えられ病気になるリスクが低下するというわけです。

 

アレルギーも体内に余分な熱がたまったことにより、発症します。

 

アレルギーを治すには体内に発生する熱を抑えることが重要になってくるのです。

 

そのためにはストレスをためないことや、口呼吸で余分な異物を体内に入れないことが重要になってきます。

 

当院では、氣を出す呼吸法も指導していますので、興味のある方は一度こられてはいかがですか?