NHKのホームページからの情報です。
コーヒーやお茶には、カフェインが含まれていることでよく知られていますが、
最近、コンビニや薬局などでよく見かけるようになった『エナジードリンク』にもカフェインが含まれています。
カフェインには、眠気覚ましや覚醒効果があり、日常的に活用している人も少なくないと思います。
こうした飲み物や錠剤は、適量を守れば問題はありませんが、大量に摂取し、“急性カフェイン中毒”にかかる若者が相次いでいます。
平成27年度までの5年間に急性カフェイン中毒で101人が搬送され、搬送された人の9割以上は錠剤を摂取していました。
このうち3人は、錠剤を過剰に飲んで死亡していたのです。
錠剤をはじめは規定量飲んでいたのですが、次第に効かなくなり規定量以上の錠剤を服用したことが原因です。
カフェインだけではないですが、より強い効果を求める依存性がカフェインにはあるということです。
ここでエナジードリンクや錠剤にどれくらいのカフェインが含まれているのかご紹介します。
カフェインを含む飲み物として代表的なのはコーヒーですが、100mlあたり60mg含まれています。
それに対し、エナジードリンクでは、主な商品で100mlあたり20mg〜90mgほど入っています。
また、錠剤は1錠で100mg含むものが多く販売されていて、中には200mg含むものもあります。
日本中毒情報センターでは成人では短時間に1000mg以上を摂取すると、中毒症状が起きる可能性があるというデータがあります。
また、医師の中には、200mg〜300mgの摂取でも、人によっては中毒症状が出ると指摘する人もいました。
カフェイン中毒で搬送された人の中には、自殺目的で大量にカフェインを含む錠剤を摂取したと見られる人もいたといいます。
カフェインは、過剰に摂取すると非常に危険だということです。
東洋医学ではカフェインは頭に熱を上げる性質があります。
熱を頭に上げると頭は覚醒するのですが、そのあとが問題です。
上がった熱が体外に放出されないと、脳の不調を招きます。
うつ、脱力感、無気力感などが身体に起こり身体が普段より動かないと感じます。
普段よりしんどく感じるので、またカフェインを摂取するということになります。
これを繰り返すとカフェインを摂取しないと体は活動できなくなります。
当院の鍼灸治療は自己治癒力を上げることにより、頭に残った熱を体外に放出することができます。
頭の熱がなくなると、脱力感、無気力感がなくなりカフェインが必要なくなるのです。