「片足立ち20秒未満」が脳卒中リスクと関連
心臓病学会の論文
高齢者では無症候性脳血管病変は脳卒中の強い危険因子である。虚弱な高齢者における姿勢の安定性は無症候性脳血管病変に関連することが示唆されているが根拠に乏しい。
本研究では姿勢の安定性と無症候性脳血管病変(脳室周囲病変、ラクナ梗塞、微小出血)および認知機能との関連について研究を実施し、検討した。
被験者は50歳以上の健康な中高年1,387人。姿勢の安定性は開眼片足立ち保持時間の測定と重心動揺計を用いて評価した。
無症候性脳血管病変の有無はMRIにより評価した。
その結果、開眼片足立ち保持時間が20秒未満の者の割合は、ラクナ梗塞、微小出血、脳室周囲病変の重症度とともに高くなった。
そこで、年齢、性、高血圧などで調整した多変量解析を行ったところ、開眼片足立ち保持時間20秒未満とラクナ梗塞および微小出血に有意な関連が認められた
が、脳室周囲病変との有意な関連は認められなかった。
一方、重心動揺計のパラメータと無症候性脳血管病変との間には有意な関連は認められなかった。また、開眼片足立ち保持時間20秒未満は認知機能の低下と有意に関連していた。
したがって、一見健康そうな人においても、姿勢の安定性は脳の早期の病理学的変化と認知機能の低下を予測する因子であることが示唆された
東洋医学の解説
一見するとなにげないようですが、私たちの脳は一度に多くの情報を処理できるようにできています。
脳が処理している情報のもっとも大事なものの一つが姿勢の維持です。
片足立ちでバランスをとるというのは、脳の機能の低下とともに衰えてくるものです。脳の機能の低下は老化だけではなく、脳血管病変によっても起こります。
上の記事では、バランスがとれない=脳の機能低下=脳血管病変という事が実験で証明されています。
足に意識がいかないということは熱が上にあがり、バランスが悪い状態であるといえます。バランスが悪いということは心の安定性がなくなっている状態だといえます。
足に意識を行かせた正しい歩き方を学ぶことで、全身の熱が下におりてきてバランスがよくなります。
熱が下にさがることにより、脳や頭の病気のリスクを下げることにつながるのです。
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