牛乳の多量摂取で死亡率が増加

心臓病学会の論文

骨粗鬆症予防のために牛乳を飲むことが推奨されている。

 

しかし、これまでの研究では牛乳の多量摂取と骨折や死亡リスクへの影響について相反する結果が報告されている。


そこで本研究では、牛乳摂取量と死亡・骨折との関係について大規模研究を実施し、検討した。


スウェーデン中部の3県の住民を対象に行われた大規模研究に参加した、女性61,433人(試験開始時において39~74歳)および男性45,339人
(試験開始時において45~79歳)が対象となり、食物摂取頻度アンケートに回答した。

 

女性は1997年に行われた2度目のアンケートにも回答した。その結果、
女性については平均追跡期間20.1年で、死亡は15,541人、骨折は17,252人(うち大腿骨頚部骨折が4,259人)、

 

男性については平均追跡期間11.2年で死亡は10,112人、骨折は5,066人(うち大腿骨頚部骨折が1,166人)であった。

 

牛乳を1日3杯以上飲む女性では、1日1杯未満の女性と比べて死亡率が1.93倍となった。

 

骨折についても同様で、1日3杯以上牛乳を飲む女性ほど発生リスクは高かった。


男性についても同様の関連がみられたが、女性ほどリスクは大きくなく、

 

1日3杯以上飲む男性は1日1杯未満の男性と比べて死亡率は1.10倍であった。
牛乳摂取が1杯増えるごとの死亡比は、女性で1.15、男性では1.03であった。

 

骨折については、牛乳摂取が1杯増えるごとの骨折リスクの低減はみられなかった。

 

したがって、牛乳の摂取量が多い人ほど死亡率、骨折率が高く、とくに女性で顕著であることが示された。

 

東洋医学の解説

東洋医学的には、脂肪分が非常に多く、もともと大陸の飲み物だった牛乳は、島国育ちの日本人の体には合いません。


その理由は、湿度にあります。湿度が高い状況では、胃腸に過分の負担がかかるため、十分な消化と吸収ができないまま排泄されてしまうからです。

 

その警鐘は何十年も前からされてきたのですが、欧米化の波にのまれてかき消されていたのです。

今まで健康の常識とされるものがありました。
「1日1リットルの牛乳を飲むと良い」
「コレステロールが過剰になるので卵(鶏卵)は1日1個まで」
「1日30品目をとると良い」

これらは、以前は厚生労働省の健康基準に入っていましたが、今は厚生労働省の基準には入っていません。

 

健康の常識とされるものは時代とともに変わっていいくものです。
今良いとされるものでも、来年には悪いということになるかもしれません。
そんな中でも自分の体質に合ったもの。自分の必要なものをとることが大切になってきます。

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