今月から当院の専門である心臓疾患についての症状解説や治療法そして養生法などについてきちんとお話して行きます。
なぜかと言いますと、心臓の病は誰しもが可能性がある病ですし、この養生法をやることで、他の疾患にかかっている方も、楽になっていくからです。きちんとタイミング良く間違いのないようにやれば、良く効く方法ばかりですので、あなたもやってみてください。
今回は動悸について
暑い夏には動悸が起こりやすいですが、これは心臓が弱っているのか、もしくはそれ以外か言うのが大事です。見極めは運動後に悪化するのか、じっとしていて悪化するかです。
前者は気虚といってエネルギー不足、後者は気滞(エネルギーの停滞)血虚(血の不足)で起こります。治療は、それぞれ不足を補うことであったり、停滞を取り除くことです。
停滞を取り除くことに関して、心臓の手術というのは、この一つの手段に過ぎません。物理的に取り除くことが手術の目的なのですが、私は体表の状態を整える ことで経絡の流れを整え、内臓につながって行き、病変部位の滞りを取り除いていきます。そして身体は自然治癒力を使って治って行きます。
さて、不足の方ですが、これはその程度によりアプローチが変わってきます。お医者さんなら点滴をするでしょうね、もちろんそれが良い場合もあります。しかし、良くない場合もあります。
点滴後に胸痛や腹痛を訴えたり、手足の痛み・痙攣などをされる方を良く聞いたりします。私は、有効な場合と有害な場合を脈と舌・腹診・背中のツボ・手足のツボで見極めて対処し、適切な処置をするので、そういったことにはなりません。
養生法
動悸に、一番の効果があるのは、疲労をとるために睡眠をしっかりとることです。部屋での熱中症予防のためにも、とても大事、しっかりとマスタ―してください。
①寝る前に過度な筋トレ・食事を避ける。
②十分なストレッチを時間をかけてやること。特に寝る前に腹筋を伸ばす。
③寝る前に頭を使い過ぎない。
④頭寒足熱 足は冷やさない。
⑤気の呼吸法を行う。
(詳しくはブログで紹介しています、東洋医学のツボと検索してください)
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