八月の養生法 心臓の症状 不整脈について

八月に入り、暑くなり、不整脈を起こす機会が増えてきます。なので不整脈のメカニズムと意味、対処法についてお話しします。
さて、皆さんは人間の心臓は実は真ん中にあることを知っていますか?
実は、心臓は下画像のように身体全身を巡った血液が溜まる左の心室部分がよく使われるために筋肉が分厚くなり、左側が鼓動をよく感じるわけです。これは臨床症状と関係が有り、ミゾオチの不快感なども実は心臓の病気かもしれません。

正常な拍動というのは上の図のように心臓の上の方から下へ向かって電気刺激が伝達していき心臓全体へと伝わっていき、心筋が収縮して起こります。
不整脈というのは、この正常な流れが異常を起こすことで発症します。現代医学的な手法では、カテーテルアブレーションという手法で、この流れの異常を直接的に電気刺激を与えて焼ききり、開胸手術をしなくても対処出来るようになりました。

 

東洋医学的には、この異常な流れが出ているところを体表からアプローチして修復させようという考え方です。正常な流れである時には、心臓周囲の筋肉や結合 組織は弾力性のある緊張してもすぐに柔軟に戻る状態なのですが、異常な流れをしてくると、筋肉は柔軟性を失い、奥の方で硬く岩のようになってきます。

東洋医学での治療法は、当院の場合は、心臓だけでなく肝臓・腎臓・胃腸との関係を良く診て一番治療効果が高いところを中心に対処していきます。