七月の養生法 心臓の症状 心房細動について
梅雨明けが待ち遠しいこの時期、心臓の症状はかなり負担がかかります。
心房細動という病状は、命に直接的にかかわる現象ではありませんが、頻拍になって発作性心房細動を繰り返す時は、症状は強いのが一般的です。
意識はあり動けるのですが、仕事が手につかなかったり、集中できないことが多くなります。生活の質(QOL)は低下します。
原因については、現代医学では、元々心筋症を持っているなどという類に分類していますが、実のところどういう機序で発生しているのか分かっていない様子です。
当院では、心房細動の患者さんの体を見せていただき、心房の位置から、詳しく体表を分析したところ、内臓では肺との関わりが強く、そのツボの陳旧化の度合いから、長年に渡り緊張が続き、熱がこもり易い心臓にしこりが出来ている状態です。
下図のように、本来真ん中の洞結節で起こるべき電気刺激が心房サイドで起き、心房が1分間に450〜600回の頻度で不規則に興奮し、その興奮波が房室結節(ぼうしつけっせつ)へ無秩序に伝わるために、心室興奮は確実に不規則になる不整脈です。
本来、しこりは停滞=冷えから起こるものですが、なぜ熱の場所である心臓に冷えが起こるのでしょう?
それは、心臓が感受性の強い内臓であることと大いに関係があります。
感情の強い鬱積➡冷えとなるからです。
感情の強い鬱積、停滞とは何でしょうか?
私は、言いたいことを言えずに溜めておくことだと言えると思います。
実際に、問診を行うと10人心房細動の方がいると、10人とも、何らかの強烈に言いたくない事件および性格的なものがあることがわかりました。
現代医学での治療法は、2つに分かれます。不整脈はそのままにして心伯数を抑える方法と、不整脈そのものを抑える方法です。
前者にはβブロッカーなどで心 伯数を抑えるのですが、無理やりに抑えるので非常にしんどい場合があります。
後者の場合は、抗不整脈薬剤もしくは、除細動を電気ショックを用いて行いま す。
いずれの場合も、肝臓にかなりの負担がかかるので悪循環を繰り返すことが多く、症状の改善にはきちんと身体のツボの状態を診ることが大切です。
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