【身体のためのほっと一息シリーズ31】

暖かくなると、不整脈を起こす機会が増えます。

 

なので不整脈のメカニズムと意味、対処法についてお話しします。

さて、皆さんは人間の心臓は実は真ん中にあることを知っていますか?

 

実は、心臓は身体全身を巡った血液が溜まる左の心室部分がよく使われるために筋肉が分厚くなり、左側が鼓動をよく感じるわけです。

 

お医者さんが聴診器で心音を聞くときに左側に当てるのも、心音が聞きやすいからなのですね。

 

これは自覚症状とも関係が有り、ミゾオチの不快感なども実は心臓の病気かもしれません。

 

正常な拍動というのは心臓の上の方から下へ向かって電気刺激が伝達していき心臓全体へと伝わっていき、心筋が収縮して起こります。

 

筋肉は電気刺激で収縮するということはご存知でしたか?

この電気信号をとらえて測定するのが心電図です。

 

不整脈というのは、この電気信号の正常な流れが異常を起こすことで発症します。

 

現代医学的な手法では、カテーテルアブレーションという手法で、この流れの異常を直接的に電気で焼ききり、開胸手術をしなくても症状を抑えることが出来るようになりました。

 

東洋医学的には、この異常な流れが出ているところを体の表面からアプローチして修復させようという考え方です。

 

正常な流れである時には、心臓の筋肉や結合組織は弾力性のある状態で収縮してもすぐに柔軟に戻る状態なのですが、

 

異常な流れをしてくると、筋肉は柔軟性を失い、奥の方で硬く岩のようになってきます。

 

東洋医学である当院の治療法の場合は、心臓だけでなく肝臓・腎臓・胃腸との関係を良く診て一番治療効果が高いところを中心に治療していきます。