【身体のためのほっと一息シリーズ 38】

今回は「汗のかきかた」についてです。

 

汗の出かたにも色々な特徴があります。

 

暑くなると汗をかくことが多くなりますね。

 

汗は体表の熱を冷まそうとかく場合と、身体の奥の熱を発散させようとしてかく場合の大きく2つに分けられます。

 

前者は、気温が暑い場合に、体外からの影響で体表の温度が上がった際に冷まそうとするわけです。

 

この場合は、比較的さらさらとした汗の状態です。

 

後者は、身体の内部にこもった熱がある場合に、それを汗として発散しています。

 

この場合は熱によって蒸されているために、玉のような脂っぽい状態です。

 

ここまでの話は、体力があって元気な方の場合です。

 

しかし身体が弱って来ると、身体の中の悪いものを外に排出する力が弱くなり本来熱がこもって脂ぽい汗をかくところが、そうでない状態となって判別しにくくなってきます。

 

そのための鑑別点は、汗をかいた後にすっきりするかどうかです。

 

体力の弱っている場合は、汗をかいた後にぐったりと弱ってしまいます。

 

息切れ・良く眠れない・動悸・めまい・などの症状がみられ、発汗量もいつもより多くなります。

 

冷汗と呼ばれる状態です。

 

逆にたくさんの量を発汗しても、身体が疲れなくてスッキリする人は元氣な状態です。

 

しかし、元気な人でも、寝不足が続くと血液を貯蔵している肝の臓の働きが停滞し、一時的に肝の血が不足してしまい汗は血から出来ているので大量にかくと貧血状態になります。

 

対策方法は、寝不足を解消することですが、効率の良い睡眠をとることが、忙しい現代人には重要です。

 

一、気のストレッチ

二、食物繊維重視の食生活 

三、焦らない心持ち

この三つが大事です。