【身体のためのほっと一息シリーズ 48】

今回は「副腎疲労症候群」についてです。

 

あまり聞きなれない方も多い副腎疲労症候群という病名ですが。

これは、うつのような症状を起こす原因ともなります。

 

腎臓の上には副腎という器官があり、副腎皮質ホルモンや副腎髄質ホルモンといった、重要なホルモンを分泌して身体をコントロールしています。

 

副腎疲労症候群とは

 

本来はステロイドホルモンなどストレスに対抗するホルモンが副腎からだされます。

 

しかし、ストレスが長く続いたりすると、これに疲労したような状態でホルモンが分泌されなくなる状態になることです。

 

副腎疲労症候群は

・朝起きられない

・行動するのに時間がかかる

・頭がきりがかかったかのようにぼーっとして集中しにくい

・何をしても楽しくない

・すぐにパニックになってしまう

 

など、うつ病と同じように様々な症状が起こります。

 

ホルモンが関係しているかどうかが一般のうつ病との違いといえます。

 

副腎疲労症候群の原因は・・・

・仕事などによる慢性的なストレス

・親しい人の死による激しいストレス

・インフルエンザや肺炎などの感染症のあと

・睡眠不足

・バランスのとれていない食生活

 

などが原因になるといわれています。

 

東洋医学的な考えでは、副腎も腎臓の一部と考えられています。

腎臓は「精」という、なんにでも変化できる万能細胞を蓄えています。

 

今で言うなら「iPS細胞」のことでしょうか?

 

この「精」がホルモンに変化し、そのホルモンが血液に乗り全身に巡るのです。

つまり、ストレスにより腎が弱っている状態が原因だと考えています。

 

この腎はふくらはぎの筋肉と関係が深く、腎を活性化するにはふくらはぎの筋肉を活性化する必要があります。

 

そのためには「歩くこと」が一番です。