【身体のためのほっと一息シリーズ 63】

 

マラソンは体調管理が大事②

 

マラソンをしている方に貧血が多いというのはご存知ですか?

 

「マラソンをするくらい健康なんだから貧血なんかないんじゃないの?」っと思われた方

実はマラソンをやっている最中に貧血になっていくのです。

 

マラソンで足が着地するときに、足底の血管には体の重みと速度が加わるため、血管の中を流れる血液中の成分のひとつである赤血球の一部が破壊されます。

 

足底で赤血球が破壊されすぎると、体内で赤血球が不足して、貧血になります。 

 

これは、ジャンプの多いスポーツや舞踊でもおこりますが、マラソンは足底着地の回数がとても多いのでスポーツの中ではダントツに貧血が多いのです。

 

マラソンに熱中しさらに走る快感のとりこになると、多少の不調でも走り続けることになります。

 

そして、「運動しているから健康」と過信しているうちに、身体の状況を悪くしかねないのが一番の問題でしょう。 

 

マラソンをしだすと止まるのが嫌になる方もおられます。

 

その「まだ大丈夫」「もう少し大丈夫」と体の出している信号を無視して走っていると、そのまま体調不良になり体の調子を崩してしまう

 

という方もいます。

 

マラソンをするときには十分に体調を整えて臨んで下さい。

もしマラソン中に体調が悪くなったときは一度立ち止まることも必要です。

 

そういう判断が冷静にできる状態で初めてもう一度スタートをきることができるのです。