【身体のためのほっと一息シリーズ 75】

今回は「血液力について」です。

 

血液力について。

 

血液力とは、きれいにサラサラとした血液の流れのことです。

 

血液は体内に酸素や栄養を運んでくれる大切なもの。

 

血液が流れる血管も詰まっていたりせず綺麗で丈夫であることが条件になりますが、

 

それらも含めて健全な状態であることが健康の源でもあるのです。

 

血液がきれいでサラサラな状態であれば血行も良くお通じも良くなります。

 

代謝もアップして美肌効果にも繋がり、生き生きした髪を保つことも出来ます。

 

病気の予防だけではなく、美容にも良いということですね。

 

さらに、健康な血液が流れ新鮮な酸素やぶどう糖が運ばれることで脳も活性化されます。

 

常にすっきりした状態で仕事や作業に取り組めたり、集中力も増したりと、仕事や勉強、家事にも良い影響が出るんです。

 

血液力を上げることは、美肌を保ったり代謝を上げることにも繋がりますが、

 

脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などさまざまな重大な疾患の予防が可能です。

 

もちろん、血液をサラサラに保つだけで完全に予防出来るわけではありませんが、血液を健康に保つことで疾患に繋がる可能性をかなり抑えられると思います。

 

≪血管が原因となる病気としては≫

脳梗塞などの脳血管疾患

心筋梗塞、不整脈などの各種心疾患

動脈硬化

エコノミークラス症侯群などが挙げられます。

 

これらは血液の流れが悪化することによって引き起こされることが多いので、血液をサラサラに保つことで予防することが出来ます。

 

ところで、血液力を上げる効果のある食材はどんなものがあるかご存知でしょうか?

 

普段食卓に並ぶことの多いもので主なものを挙げてみましょう。

 

◎納豆

◎青魚(アジ、サバ、さんま、カツオ、ブリなど)

◎発酵食品(ヨーグルト、キムチなど)

◎にんにく、玉ネギ

◎海藻、こんにゃく

◎きのこ類

◎レバー、豆類など鉄分を含んだもの

 

血液をサラサラに保つ為には、適度な水分も大切です。

 

一日に飲む量は1リットル〜1.5リットルが良いでしょう。

 

基本的に浸透圧の低い水がよいでしょう。冷えた水より、常温かそれ以上の温度の白湯がいいでしょう。

 

《水分の上手な摂り方》

一度にたくさん飲んでしまうより、せいぜいカップ一杯分程度を飲むほうが効果的に吸収されるようです。

 

一日のうちにこまめに分けて飲むのが上手な水分の摂り方のようです。

 

また、睡眠中にも水分は発散されます。寝る前には大人であれば350mlを目安に温かい飲み物か常温のものを飲んで就寝するといいです。

 

体と心を大切にすることも重要です

 

他にも、生活習慣を見直して心と体を気づかうことも重要です。特に気をつけたいことを挙げてみます。

 

◎喫煙をしない

◎睡眠をたっぷり摂る

◎ストレスを溜めない

◎適度に運動する

◎暴飲暴食をしない

 

なかなか難しい部分もありますが、食べたい時は食べますが食べ過ぎないように氣を付ければ大丈夫です。

 

 

東洋医学では血液は肝臓の経絡と関係が深く、ここで書かれている「血液力」は肝臓の力であるといえます。

 

「血液力」を上げることで、疲労回復、美肌、病気予防に効果があると言われています。

 

つまり肝臓の力を上げてあげると、様々な効果が期待できるということです。

 

肝臓の力といっても内臓は単体で働くのではなく、たくさんの内臓が協力して活動しています。

 

肝臓も血液を介して関係が深いのは腎臓ですし、経絡を介して関係が深いのは胃です。

 

このように肝臓の力を上げるのには、他の内臓や血液の状態を良い状態に保つことが大事です。

 

それには、薬に頼らず自分で生活習慣を見直すことが大事です。