【身体のためのほっと一息シリーズ 93】

今回は「血管の老化」についてです。

 

季節の変わり目に頭が痛くなる、という経験はありませんか? 

 

その原因の多くは血管の働きにあります。

 

気温が急激に変化するとそれに対応するために、血管は収縮したり拡張したりして体温を調整しようとします。

 

その働きが急激に起こることで、神経が刺激されて頭痛につながってしまいます。

 

このとき、血管には大きな負担がかかります。

 

血管はカラダの隅々まで血液に乗せて酸素や栄養を送る、私たちの生命活動に欠かせない組織です。

 

それだけに、血管の不調は動脈硬化や脳卒中などの病気の原因になることも……。

 

毎日を元気に過ごすには、血管に負担をかけないよう心がけ、きちんとケアをすることが大切です。

 

普段の生活習慣で、知らず知らずのうちに血管に負担をかけていませんか? 

 

自分に当てはまる項目をチェックして、普段どれだけ血管に負担をかけているかを把握してみて下さい。

 

1.運動はあまりしない 

2.野菜はあまり食べない 

3.お酒が大好きで飲酒は毎日欠かさない 

4.お腹いっぱいまで食べることが多い 

5.外食が多い 

6.濃い味付けのものが大好き 

7.ストレスを感じやすい 

8.タバコをよく吸う(1日10本以上)

 

当てはまる項目が多ければ多いほど、血管に大きな負担をかけている可能性があります。

 

昔から「人は血管とともに老化する」と言われていますが、加齢にともない、血管は硬く、狭く、詰まりやすくなります。

 

血管の老化の状態は、人によって個人差があり、自分の血管の状態が何歳相当かを示す「血管年齢」という指標が注目されています。

 

自分の血管が発する老化のサインは見逃さないようにしたいもの。

 

例えば、手足が冷たく感じる、手足が痺れる、手足の色が青白く感じるといった場合は、血管の老化が進んでいるかもしれません。

 

血管が引き起こす病気は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」と呼ばれることがあるくらい、自覚症状がないまま進行します。

 

もし血管の老化のサインを見逃してしまうと、ある日突然、病気で命を落としてしまうこともあり得るのです。

 

「最近忙しかったからなあ……」「俺ももう歳かなあ……」と血管の老化のサインを放置しておくのは禁物。

 

自分のカラダの変化に、もっと敏感になることが大切です。

 

血管の老化はさまざまな病気の引き金となります。

 

血管が老化すると、血管が硬く、狭くなる「動脈硬化」が起こりやすくなります。

 

動脈硬化は、高血圧症や糖尿病といった生活習慣病や喫煙、生活習慣の乱れが原因となっており、血管に負担をかけたり損傷を起こします。

 

動脈硬化が進んでカチコチになった血管は、血栓や動脈瘤ができやすくなります。

 

狭く、硬くなった血管が詰まることで引き起こされるのが、狭心症や心筋梗塞、脳卒中。

 

これらの恐ろしい病気は、心臓や脳の病気と思われがちですが、実は血管の病気なのです。

 

これだけのリスクがある血管の老化に対抗するにはまず、老化を遅らせる努力をし、予防する生活習慣を身につけることが大切です。

 

 食習慣の見直しも有効です。塩分を控え、食物繊維を多く摂るようにするなど、少し気を使うだけでも、血管の老化予防には効果的です。

 

 

東洋医学的には、血液は肝臓の経絡と関係が深く、普段は脾臓に蓄えられています。

 

血液は全身に巡っているので、ストレスによる熱の影響を受けやすいのです。

 

そのためストレスがたまると、血液の解毒をする肝臓と血液から不要物を出す腎臓の負担が強くなります。

 

そのため血液の中の不要物が体内を循環し続けることになり、体が疲れやすくなったり老化が速くなったりするわけです。

 

なので熱を排泄できるだけで、臓器が正常に働きだすのです。

 

臓器が正常に働くと、体はバランスがとれたいい状態になっていきます。

 

そのためには氣のストレッチがおすすめです。

 

氣のストレッチは無理なく筋肉を伸ばすことができ、その筋肉を伸ばす際に熱を体から排出します。

 

当院でお伝えしているので、ぜひお越しください。