【身体のためのほっと一息シリーズ 94】

今回は「座り方」についてです。

 

2012年発行のDiabetologia誌によると約80万人の患者について調べた研究結果を分析したところ、

 

最もイスに座る時間が長かった患者は最もイスに座る時間が短かかった患者に比べて

 

糖尿病のリスクが112%高く、心血管系の疾患は147%、心血管疾患を理由とした死因は90%

 

原因を特定しなかった場合の致死率は49%高かったそうです。

 

WHOは長時間座る生活習慣は喫煙・不健康な食事・アルコールの飲み過ぎ

 

と並んでガン、心臓病、糖尿病、慢性呼吸器系疾患の原因となっていて、

 

座りっぱなしの生活が年間およそ200万人の死亡原因になっているといいます。

 

日本をはじめ先進国では日常生活の大半が座る時間になっています。

 

1日8時間も座っていると運動不足や血流障害を生むだけでなく

 

自律神経や内臓機能の低下に繋がっていきます。

 

これは多くの方が尾骨を潰し仙骨荷重の座り方をしていて

 

この状態で長時間過ごすことで骨盤・脊椎の歪みと脳脊髄液の循環不良を起こしてしまうからです。

 

とはいえ現代社会で座らずに生活するのはとても難しい。

 

なので、正しい座り方をお伝えします。

 

正しい座り方は

 

・尾骨がイスの座面についていない状態であること!

・そして恥骨下枝に体重がかかっていること。

 

この二つを伝えてあげてください。

 

もしその座り方で辛くなるところがあるとしたら

 

「正しい姿勢をとろうとすると無理が生じる関節がある」

 

つまり

 

「正しい姿勢の維持をジャマする関節がある!」

 

ということなのです。

 

その場合、ご自分では判断ができないと思われますので、

やわらぎ江坂治療院に足を運んでいただければと思います。

 

正しく楽な姿勢で日々を過ごしましょう!