炎症を促進する食物により心臓血管病のリスク上昇
炎症は心臓血管病の発症に重要な役割をもつ。
食事内容によって炎症は促進されたり抑制されたりするが、炎症促進性の高い食事(精製穀物や加工肉など)と長期的な心臓血管病リスクが関連するのかは不明である。
本研究では、炎症を促進する食物の摂取と心臓血管病リスクの上昇との関連について検討した。
看護師を対象とした研究に参加した女性74,578例と医療者を対象とした研究に参加した男性 43,911 例を本研究の対象とした。
食事内容については4年ごとに質問票により調査した。
食物の炎症促進性については炎症性バイオマーカーに基づいたスコア(EDIP)で評価した。
5,291,518 人年の追跡期間中に 15,837 例の心臓血管病が発症し、うち冠動脈性心疾患が9,794例、脳卒中が6,174例発症した。
抗炎症薬の服用やBMI(肥満指数)を含む心臓血管病のリスク因子で補正して分析した結果、
EDIP高値すなわち炎症促進性の食事の多さと心臓血管病のリスクの上昇に関連が認められた。
また同様に、冠動脈性心疾患および脳卒中とも関連が認められた。
したがって、炎症を促進する食物を多く摂ることで、心臓血管病のリスクが上昇することが示された。
炎症を促進する食物の摂取を控えることが心臓血管病予防の効果的な戦略となるかもしれない。
今回の研究では「炎症を促進する食物」とありますが、東洋医学では熱を持たせる食べ物ということが言われています。
熱を持たせる食べ物とは、油物、精製調味料、精製食品、小麦、カフェイン、などです
これはほとんどの外食に入っているものでこれ食べない方が難しいとされています。
これに対して、お米、野菜などは身体の熱が上がりにくく、食物繊維が多いものは身体の熱を排出する効果があります。
特に日本食は優秀で海外からもヘルシーフードと呼ばれ、ダイエット効果的だとされています。
少し身体の調子が悪い方は、少しの期間だけでも良いので熱を持たせる食べ物を控えてみると体調が変わってきますよ。
一度お試しください
それでも体調が優れない方は当院でこちらについて詳しく説明させてもらいます。
一度お越し下さい。