新型コロナ感染後の大学生の運動選手2.3%に心筋炎
心筋炎は運動選手の突然死の主要な原因となっている。
また新型コロナウイルスへの感染で心筋炎が引き起こされることが知られている。
そこで米国の大学スポーツリーグBig Ten Conferenceは、加盟校の全選手に対し新型コロナウイルス感染後の競技への復帰条件として、心臓MRIを含む包括的心臓検査を義務付けている。
2020年3月1日~同年12月15日に新型コロナウイルス陽性と判定され、心臓検査を受けた13校の運動選手1,597例(男性60.4%)が対象となった。
心筋炎の診断については、
3 種類:
症候性心筋炎(症状あり)、
検査で異常所見のみられた無症候性心筋炎、
検査で異常所見のなかった無症候性心筋炎に分類した。
結果、心筋炎と診断された選手は37例(2.3%)、そのうち 73%が男性であった。診断の内訳とし
ては、症候性心筋炎が9例、検査で異常所見のあった無症候性心筋炎8例、検査で異常所見のなかった無症候性心筋炎20例であった。
心筋炎の有病率は、症状のみに基づく方法では0.31%(5例)、全例に心臓 MRIを行った場合は2.3%(前述)となり、症状のみに基づく場合と比べて 7.4 倍であった。
フォローアップの心臓 MRI 検査は37例中27例(73%)が受け、心筋炎の特徴的な所見であるT2延長が全例に、ガドリニウム遅延造影が 11 例(40.7%)でみられた。
したがって、大学生の運動選手において新型コロナウイルス感染後の心筋炎発症率は、心臓MRIも併せて用いた診断法を用いると、症状のみで診断した場合の7.4倍となり、心臓MRIは新型コロナウイルス感染後の症候性・無症候性心筋炎を完全に検出する一助となることが示唆された。
安全な競技復帰のための心臓MRIの役割については、今後詳細な検討が必要である。
「〜炎」とつくものは炎症が起こっています。
炎症とはその名の通り熱を持つ反応です。
この炎症はその部分の熱が無くならない限り、治ることはありません。
心筋炎は心臓の炎症、
うつ病は脳の炎症、
脱毛症は頭皮の炎症、
アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症です。
つまりこの熱の反応を治めることができると、身体の病気は無くなっていくのです。
この熱をとるには、当院の鍼灸治療が最適です。
何人も上記の炎症にお悩みの方が当院の治療で快復されています。
東洋医学での治療をあなたの選択肢の一つ入れてみてはどうでしょうか?