小児の房室中隔欠損の症状
主訴 | 房室中隔欠損 肺高血圧 息苦しさ |
初診日 | 平成X年3月18日 |
患者情報 |
女性 8ヶ月 小児 67cm 6630g |
現病歴 |
母親は妊娠中にストレスを感じ、ひどい貧血があった。 妊娠6ヶ月からめまい、だるさを感じていた。 歩行中に気が遠くなるような発作が起こった。
生後3ヶ月くらいから顔の赤みがましてきて、眉間のあおすじ、体が異常に熱いなどの症状がでる。
8ヶ月の現在もハイハイが不十分、体を上半身でささえることやりにくい。 医師からは肺塞栓の危険があると診断され、息苦しさがある。 |
診断 |
問診情報と舌、脈診、ツボなど体の状態から、胎児の時期の心臓の形成期に母体の精神的なストレスから熱を生じ、体液が消耗し十分形成できなかったのではと考え、腎精の回復と共に、心の陰液の虚損を補いつつ、心の熱を冷ます処置を続ける。 |
治療 | 1回の治療で1~3個の少数のツボ(照海、至陽、申脈、身柱、公孫など)を適宜選んで治療した。 |
治療経過 |
<初診> 房室中隔欠損、肺高血圧、汗をかけない等の症状で来院する。 頬の赤さがあり、ハイハイができない。
<2診目:3月21日> 前日から発熱(39℃)があり、汗がでる。
<3診目:3月22日> よく汗が出るようになり、熱は下がった。 よく寝れるようになった。
<7診目:3月23日> よく寝返りするようになった。
<9診目:3月25日> 前日から痰がからむ咳がでるようになる。 頬の赤さがなくなる。
<11診目:3月27日> 咳と痰がましになる。 胸の筋肉がついてきたような感じになる。
<16診目:3月29日> たくさんハイハイしたのにぜいぜい言わない。
<18診目:3月30日> お昼寝のときに呼吸が深くなっているような気がする。 お座りの時間が長くなってくる。 左ほほの乾燥でかゆみがでる。
<22診目:4月2日> すごく元気になり、母乳をよく飲むようになった。
<24診目:4月3日> 左ほほの乾燥によるカサツキがましになる。
<29診目:4月5日> 頬がまっしろにだった。 左足がむくむ。
<33診目:4月7日> 左足のむくみがましになり、左右差があまりみられなくなった。 ペースト状の便が大量にでた。
<35診目:4月8日> 顔がしまってきた。
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現在の状態 | 1年以上経った現在も、とても元気に過ごしているとのこと、早めの鍼灸治療が効果を奏したとおっしゃっている。 |
診療時間
出張専門 やわらぎ江坂治療院
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アクセス
やわらぎ江坂治療
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