心房細動、心肥大による息切れ
主訴 | 心房細動、心肥大、疲れやすい、息切れ |
初診日 | 平成XX年9月1日 |
患者情報 |
男性 51歳 独身 178cm 90kg 会社員管理職 |
現病歴 |
3,4年前に禁煙をし、間食が増えたために急激に太った。 会社の健康指導で甘いものを控えて体重を落とすよう指導されるも、気がつくと食べてしまう。
2年前の仕事の異動をきっかけに心房細動がみられるようになった。 すぐ回復するものの階段の上り下りで疲れや息切れがでるようになった。 また、1週間ごとに交互に症状があったりなかったりという状態であった。
1年前に200人以上のスタッフを管理する業務に異動になり、ストレスを非常に強く感じるようになった。 心房細動も慢性的になっており、検査で軽度の心肥大と診断された。 また、顔や臀部に湿疹(あぶらっぽい脂溶性湿疹)がでるようになり、皮膚科で処方されるステロイド(リンデロン)で対処している。 |
診断 | 問診情報と舌、脈診、ツボなど体の状態から、タバコを止めて間食が増え続けていたことと、ストレスが過剰になり主訴である心房細動が発症。間食による内熱がこもっていたことと、肝火および心火が心を損傷して主訴が発症した。仕事によるストレスも現在続いており、このストレスの熱のために顔首部と臀部に湿疹も発症している。 |
治療 | 1回の治療で1~2個の少数のツボ(神門、後渓、太衝、至陽など)を適宜選んで治療した。 |
治療経過 |
<初診> 心房細動があり、階段を上った際に発現する。
<2診目:9月8日> 階段を上る際の息切れがなくなった。 睡眠も熟睡感を感じるようになった。
<6診目:9月22日> 治療前と比べて階段を上りやすくなり、ぐっすり眠れるようになった。
<10診目:10月22日> 疲労時に胸のもやもや感や心房細動が不規則に起こることがある。 睡眠はよく取れている。
<13診目:11月10日> 仕事後に気を抜いた時に胸がちくちくする感じがある時があるが、すぐに治まるようになった。
<16診目:12月1日> ほとんど違和感がなくなってきた。
<19診目:12月28日> 仕事中にストレスを感じると、たまに胸に違和感を感じることがある。 動悸はあまりない。
<20診目:12月29日> 顔に痒みが出てきて、皮膚科でステロイド(リンデロン)を処方された。
<22診目:X+1年1月5日> 痒みはなくなったが、就寝中に掻いている。 動悸などの調子はいい。
<24診目:X+1年1月26日> 動悸はなくなった。 睡眠時に無意識に掻いている。 そのため、睡眠が少し浅くなってきたように感じる。
<28診目:X+1年3月23日> ステロイド剤なしで顔の肌の痒みがなくなった。 安静時はないが、仕事後にたまに胸の痛みが出ることがある。
<29診目:X+1年4月27日> 顔の赤みがきつくなり、痒みもでてくる。ステロイド剤を使用して痒みを抑える。
<30診目:X+1年6月1日> ステロイド剤(リンデロン)から内服薬(アレジオン)を使用するようになる。
<32診目:X+1年6月29日> 顔の赤みはきつく、時々痒い 胸の症状はなくなる。
<36診目:X+1年9月6日> 痒みがましになり、薬の服用が何日かに一回になる。 胸の痛みがなくなり、息切れがなくなる。 眠りが浅くなるが、疲労感は軽くなっている。 |
現在の状態 | ほぼ痛みは出ない状態で、春の陽気に当てられて身体も熱を持ち、時々発症することはあるが、治療を受ける前と比べて頻度は10→1くらいである。 |
診療時間
出張専門 やわらぎ江坂治療院
阪急京都線淡路駅2分の治療レンタルルーム
アクセス
やわらぎ江坂治療
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