野菜ジュースからの硝酸を摂取することで、心不全患者の筋力が強まる
心臓病学会の論文
心不全患者では筋力が弱くなるために運動能力が低下し、生活の質も低下する。
筋力の低下は一酸化窒素の生体利用効率が悪くなることが一因であると考えられている。
硝酸はビートやホウレンソウなどの葉野菜に含まれており、体内に入ると一酸化窒素となり、血管を弛緩させ、代謝を改善する。
そこで本研究では、硝酸(NO3(-))を摂取することで一酸化窒素(NO)の生成が増加し、心不全患者の筋力が上昇するかについてランダムで、クロスオーバー二重盲検プラセボ対照試験検討した。
心不全患者9人を対象に、一夜絶食したのち、ビートジュース(11.2mmolの硝酸を含んでいるもの、または含まないもの)を飲ませ、2時間後の筋力を測定した。
硝酸の摂取により、呼気中の一酸化窒素が35~50%増加し、膝関節を伸ばすときの筋力が最大11%増大した。
また、膝関節を伸ばす速度も硝酸摂取後に速くなった。
血圧に変化はなく、臨床的には有害もなかった。
今回の予備研究においては、硝酸の摂取により一酸化窒素の生体利用効率が高まり、心不全患者の筋力が強化することが示唆された。
東洋医学の解説
心不全を患った患者さんは、すごい疲労感と恐怖感に襲われます。
これに襲われることにより、負担のかかる生活を避けるようになり、運動能力の低下、生活の質(QOL)の低下につながるのです。
一度心臓病を患ったからといって、体調管理をしっかりしていけばそれほど生活の質を落とさずに生活しても大丈夫です。
病院の検査では心臓病が起こっていない状態では、わかりませんが、東洋医学の診断法では現在起こっていない病気も診断することができます。
まだ症状が起こっていない状態で養生法を指導することができるので、病気の発症を抑えることができるのです。
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